一番大切な約束は言葉では交わされない
映画『海獣の子供』を観てきました。
ぼくは小さい頃
星が大好きでした。
親に無理をいって大きな望遠鏡を買ってもらった。
あまりに嬉しくてバスを待っていられず、自分の体より大きな望遠鏡を抱えて4キロの道を歩いて帰ったのを覚えている。
それから星を眺める日々。
小学生のくせに月刊天文ガイドを毎月買って読む不思議な子供だった。
その頃 北極星が地球からどんどん遠ざかっているので、やがて見えなくなると言われていた。
その話を聞いて当時の僕は、宇宙は成長しているんだ！と思った。
まるで自分の体が大きくなるように、お腹の部分に自分がいるとしたら、頭の先は成長とともにどんどん遠ざかっていくイメージだ。
人の体は宇宙なんだ！とも思っていたし、今もまだそう思っている。
神様がいるなら、人に創造する力を与えてくださったのだと感じていて、僕が意識した現実が目の前に現れる世界が広がっている。
そして、何重にも重なり合う世界の中で僕らは生かされている。
なぜここに生きるのか？
そんな答えを探し求めてきた。
・・・・・・・・
自分なりの気づきは得てきたが、この映画は、正にそれがテーマなんだと感じた。
輝くものは自分を見てほしいという意識を持っている…
人生の中で経験したことをまるで自分の全てであるがように見せられてきた世界から、ぼくはいったい何者なんだろう？と思った瞬間から新しい世界がはじまる。
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